小田急線読売ランド北口の改札を降りると、よみうりランドへ行く小さな歩道がある。林、竹やぶ、畑を通り抜けてゆく遊歩道で、ジェットコースター付近の入り口に到着する。
そこのよみうりランド外周道路を左に沿って歩いてゆくと、福祉施設、研修施設などの建物が建っている。思い出した！以前、私はある会社の就職内定が決まって、会社の意向で新入社員全員３泊４日くらいの日程で、社会人になるためのセミナーをここで受けたのだった。名刺の渡し方、おじぎの角度、発声練習。朝早く起きてよみうりランドの敷地内でジョギングをして、ホールに集まり、各グループが夜ミーティングで話し会った自己啓発をテーマとしたレポートを班長が発表し合うというようなセミナーだった、ことを思い出しながら歩いてゆくと。丘の湯という温泉施設に着いた。こういったお風呂の施設は、現在全国各地で、これでもか、というくらい次々と開館している。平日なので、客はあまりいないだろうと思っていたが、老人、子供づれのファミリー、カップル、仕事帰りのサラリーマンなどが、多人いた。
こういった、スパ施設は、最近のコミュニティーとなっているのだろうか？
銭湯や、古くからの温泉旅館の休憩施設へゆく人の流れは、こういう新しい施設へ移行していっている様にも思える。
いずれにしても日本人の風呂好きは、昔からかわっていないように思える。
この丘の湯の露天では、寝湯などで寝そべるトドの群れが雨にうたれていた。ここは、撮影禁止なのが残念。雨の露天も気持ちがいい。これから梅雨にかけての休日の楽しみとして、でかけてみるにもいいなと思いました。
私もトドのむれに混じって、寝湯にねそべり、雨にうたれ、晴れ上がってゆく雲の流れを見上げていました。